Archive for 11月 4th, 2006
まりんを見送った日々 3
〜どうぶつの森霊園〜
4年前、桃が虹の橋に旅立った時は、調布の深大寺で個別火葬をしていただいて、遺骨は自宅に持ち帰り、今も私達のもとにある。
静岡に越した今、まりんは、どこにお願いしよう…。学生時代に愛犬が亡くなった時は、合同葬だったので、あまり参考にならず、タウンページで市内のペット霊園を探し、問い合わせた。
そして、電話の対応が良かった「どうぶつの森霊園」に依頼することに。
9月5日。我が家で二晩を過ごしたまりんを連れ、お葬式に向かう。
家を出る前に、子供達ひとりひとりにお別れをさせた。
りゅうも、ラピも、ルナも、とても真摯な顔でまりんを見つめていた…。変な言い方だけど、子供達のその顔が、とても美しいと思った。全てを理解し、一緒に暮らした家族を心に刻みつけ、しっかりと見送ろうとしている顔…。
そして、まりんの顔は..といえば、まりんは、まりんのままだった。
桃が、一晩ごとに表情を変え、火葬に向かう朝には、微笑む観音様の表情になったのに対して、まりんは、少しも変わらない、いつものまりん。
いたずらっ子が、そのままスヤスヤと眠っているだけに見えた。安心しきった、とても可愛い表情だった。
まりんは無邪気なうさぎさんのまま、姉に手を引かれて、安心して旅立ったんだ….私達には、そう思えた。

ウチから車で40分ほどの「どうぶつの森霊園」は、まだ建って数年の新しい施設で、とても綺麗だった。何より、スタッフの対応が行き届いていて、いろんなことで心を病んでいた私達にとっては、まりんを大切な「家族」として扱ってくださるスタッフの言葉や態度の一つ一つに、慰められる思いだった。
火葬の前には、お坊様がいらして、お葬式もあげてくれた。
その後、まりんは、綺麗な純白のお布団に寝かせられ、守り刀とお数珠で旅支度をし、私達が書いたメッセージカードを添え、最後のお別れの後、厚い扉の向こうに消えていった。
お骨あげの時、まりんの遺骨が桃と比べて、ずいぶん華奢なことに、私達は驚いた…。見た目には、まりんの方がよほどしっかりした体つきに見えたのに。
スタッフの方に「遺骨の状態で、その子の健康状態なども分かりますか」と伺うと、スタッフの方は、少し躊躇しながらも「病気を、長く患っていらっしゃったのではありませんか…」と。
まりんの遺骨は、全体的に灰色がかっていて、緑色に変色している部分がたくさんあった。それは、薬剤の影響によるものらしい。たしかに、一昨年の毛球症の手術以降、漢方、胃腸薬、抗生剤、点滴、まりんは、しょっちゅう様々な治療を受けていた。
箸でそっと拾い上げる時も、桃の遺骨はしっかりしていたけど、まりんの遺骨は、ぱらぱらと崩れてきてしまい、大変だった。桃のように、喉仏がしっかり残っている子は珍しいと言われたけど、確かに、まりんの喉仏は、小さく割れてしまっていた。
標本のように見事な形で、桜貝のようなピンクに染まっていた桃のお骨を見た時は、こんなに健康なのに、何故逝ってしまったの…って、たまらなかった。
でも、華奢で脆くて変色したまりんのお骨を見た時、“ぼく、いっぱいいっぱいまで頑張ったんだよ”…まりんが、そう言ってるような気がした。
長生きさせてあげられなかったことを悔やみ、この二日間、自分達を責め続けてきた母達に、まりんがメッセージをくれたのかもしれない…。
家に戻れば、また、心を砕かなければならない問題が待っている。でも、ここで個別火葬をしていただいたことで、まりんが精一杯頑張って私達のそばにいてくれたことを、感じ取ることができた。まりんのことが、とても愛おしかった。誇らしかった….。まりんへの感謝の気持ちで、胸がいっぱいになった….。
まりんを抱きしめて帰途につく私達を、建物の前に出て、深々と礼をして見送ってくださったスタッフの方々…。
それが、ビジネスだと言ってしまえばそれまでだけど、こういう何気ない思いやり…あなたが大切にしている家族を、私達も尊びます…そういう気持ちが、どんなに人の心を温かくしてくれるか…それを教えられた。
自分たちも、どんなに辛い時も、優しい気持ちだけは失いたくない。そう思った。
家に戻ったまりんの周りは、綺麗なお花で飾られた。それは、ブログでまりんの急逝を知った友が贈ってくださったお花。そのうちの一つは、まりんと同じ日に愛犬を亡くした友からのものだった。彼女だって、とても辛い時なのに….。
心がぐちゃぐちゃになって、何もかも遮断してしまおうと思った私達に、その花達は“ここに優しさがあるよ”って、伝えてた。
それでも、その時の私達は、全てに背を向けることが、一番心が安らぐことだと思い続けた。
まりんを見送った日々 4
〜希望の光〜
まりんのことだけを考えていたくて、まりんのことだけを考えていられなかった、苦しい初七日があけた。
まりんの初七日9月10日は、奇しくもラピの3歳の誕生日。逝った子を悼むのも、今そばに居る子の誕生日を祝うのも、愛しい命を尊ぶことに変わりはないよね。
私達は、いつもよりちょっと豪勢な手作りご飯を作り、ラピの誕生日を祝った。
ラピくん、私達の家族になってくれて、ありがとう。
いつも、そばで支えてくれて、ありがとう。
これからも、元気でご長寿ニャンめざそうね。
まりんのことを気遣いつつも、ラピにお祝いのメッセージをくれた友の心遣いが、とても嬉しかった。
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この頃には、私の体調も徐々に回復し、やっと、ゆっくりとPCにも向かえるようになった。そして、ブログによせられた温かいメッセージや、メールを目にした。
小さな子達を家族として暮らしている友は、私達の気持ちを深いところで理解してくれている。そのことが、何よりありがたくて、心のこもったメッセージを一つ一つ読んでいくごとに、気持ちが少しずつほぐれていく気がした。
「虹の橋」をメールで贈ってくれた友もいた。
愛猫を亡くされた時、私達が贈ったメッセージの言葉を、今度は私達に贈り返してくださった友も…。
もちろん、私達にしてみれば、どちらも既に知っている物語、メッセージ。だけど友は言った。それを、改めて「あなたの為に」と贈ってもらうことに、意味があるんだと。
同じように辛い経験をされたことのあるママさん達が、こういう時はなんと言葉をかけていいか…と、戸惑いながらメッセージをくださるお気持ちも、ありがたいと思った。
多くの友が、まりんを愛してくださったこと。
私達の家族として、一緒に悼んでくださったこと。
母達にとって、それは大きな救いだった。
抱えていた問題も少しずつ解決していく中で、ずっと心にあったのは、このまま本当にルキアを諦めていいんだろうか….ということ。
もしかしたら、私達の中で一番ひっかっかっていたのは、桃が亡くなった直後にまりんを迎え、桃の代わりとしてまりんを愛そうとしていた、かつての反省の念かもしれなかった。
まりんは、そのせいか、最初なかなかなついてくれなくて….。
もちろん、いつからか、まりんは立派に「まりん」という存在になったけど、今、こうしてまりんを早くに失って、母達の心の中には、改めて、まりんに対する申し訳なさが、わき上がる思いだった…。
ルキアをまりんの代わりにしちゃいけない。
でも、ルキアのお迎えは、まりんのことがあるより前に決まっていたことじゃない。
でも、ルキアはウチにくるより、もっと幸せな家族に迎えられた方が…。
でも、ルキアは運命のラピルナ子だったんじゃ….。
でも、まりんの喪中に喜びことは避けるべきでは…。
でも、まりんの四十九日があけてからなら…..。
でも、その頃には、ルキアは大きくなっていて、ラピルナの精神的な受け入れのハードルが高くなってしまう….。
でも、でも、でも、でも、でも…..。
毎日、姉妹で、呪文のように繰り返す「でも」
自分たちの気持ちは、分かってた。一度は、家族と決めたルキアだもの。
だけど、父の脳梗塞から始まって、私の喘息発作の再発、心を痛める問題ごと、まりんの急逝、不運なことが続いていた我が家にルキアをお迎えして、また何かよくないことが起こったら….。それが怖かった。
結果的に、ルキアを諦める方針をずっと貫いていたし、第一、もし私達の気持ちが「お迎えしたい」方向に変わったとして、またそんな勝手なことを言ったら、大阪のママにも、そしてルキアにも、申し訳なさ過ぎる。
でも、ママは、私達が立ち直って「やっぱりルキアを迎えます」と言い出すのを待っていてくれたんだと、この頃、初めて知りました。
「この子の家族は、りんぽぽさんしゃおらんさん以外に考えられない」そう言ってくださったママのお気持ちに、私達は、真剣に答えを出さなくちゃいけない。
今回の事情を全て知っている親友は、“家族が賑やかになって、りんしゃおさん達に笑顔が戻ったら、まりんくんきっと安心するね”と、私達の背中を押してくれた。
こんな弱い私達に、ルキアを迎えられる精神力が、まだ残っているだろうか….。
私達には、何か、ふっきる“儀式”が必要だった。
この世の中に、悪いサイクルなんてない。悪いサイクルに入ってしまったと思いこむ人の心が、また次の不運を呼び、逆に、幸せになろうと強く思う人には、良いことがおこる。
そう信じたかったから。
あくる日の朝、母Bが突然言い出した。「今からお祓いに行って来よう」
こんな時でもなかったら、「へ????」と笑い出してしまったかもしれない。でも、今の私達には、それも必要と思えた。
その日の午後、小さい頃よく行っていた神社に姉妹で出かけ、生まれて初めての“お祓い”を経験しました。お願いしたのは“家内安全”。
お祓いの儀式の間、私は、家族の幸せを願いながら、子供達の顔を、ひとりひとり想い浮かべてた。
虹の橋のまりんと桃が、毎日楽しく笑って遊んでいられますように…
りゅうちゃんが、ずっと健康で長生きできますように…
ラピルナが、ずっと健康で仲良しで、長生きできますように…
その時、脳裏にルキアの顔が、ちょこりんと浮かんで来た。
あ、ルキアだ…☆
ルキア….ルキアを、私達が幸せにできますように…
自然に祈ってた。
お祓いが終わって御神酒をいただいて、神殿を降りる時、母Bが「ねえ、ルキアの顔、うかんだでしょ」そう言った。以心伝心というやつらしい。
まりんが旅立ってから、私以上にふさぎこんでいた母Bが、初めて心からの笑顔を見せた。「まりんと桃が笑ってるのも見えたよ」
その日、私達は、大阪のママに改めてお願いした。「身勝手で弱い私達に、まだ、ルキアのママになる資格はありますか….」
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ルキアが家族に加わってからの毎日は、一日の半分をまりんを思って涙し、一日の半分をラピルナルキアの織りなす騒動に大笑いさせられるような日々….。
ルキアの存在が、まりんのいない寂しさを埋め合わせてくれるわけじゃない。
いくらまりんの魂は一緒にいるといっても、あのふわふわの可愛い体がそばに居てくれない、どうしようもない寂しさは、少しも小さくはならない….。
でも、悲しみが色あせなくても、幸せは膨らんでいくものなんだと、子供達は教えてくれる。
ルキアをすぐに受け入れ、仲良しになってくれた、優しいラピルナ。
まりんと遊べなくなった寂しさを乗り越え、毎日元気でいてくれるりゅうちゃん。
そして、イタズラばっかりして、毎日母ちゃんを困らせる(笑)、光の天使、ルキア。
まりん、桃、安心して、楽園で遊んでいてね。
母ちゃん達、笑顔を取り戻したから。
いつか、まりんと桃に再会した時、母ちゃん達頑張ったよって言えるように、顔を上げて、真っ直ぐ前に進んでいくね。
まりん、桃、りゅう、ラピ、ルナ、ルキア….家族は、いつも一緒だよ。
まりんを見送った日々 5
〜まりんへ〜
そこでの暮らしには、もう慣れましたか
まりんと一緒に虹の橋を渡った、ももじいさまも、元気にしていますか
桃姉やクロベエくんや、たくさんのお友達に囲まれて、毎日楽しく遊んでいますか
お母さん達、まりんには、もっともっと、長生きしてほしかったよ
桃姉の分まで長生きしてほしかった….
でも、まりんのお骨を見て、分かったの
まりんが、今までどんなに頑張って、お母さん達のそばに居てくれたのか….
思えば、この夏、歯削りの手術をうけても、食欲が完全には回復しなかったよね
注射や投薬で、だましだまし安定を保ってきたけれど、食が本調子に戻りきれかなったことが、すでに前兆だったのかもしれない
それでも、遊びの時間は、りゅうちゃんに負けないくらい元気で、いつも、お母さんの脚にしがみついて腰を振ってたよね(笑)
りゅうちゃんが遊んでる間、自分の番を待ちきれなくて、ケージの扉をガジガジ噛んで“出して〜〜”って騒いでことも多かった
りゅうと、サークルを挟んで遊ぶようになった時、意外にもまりんの方が強気だったから、お母さん達笑っちゃったよ
こっち来いよ〜って、りゅうを呼んで、毎晩、毛繕いしてくれたね
臆病だったまりんが、いつの間にか、優しいわがまま王子になってたこと、お母さん達、すごく嬉しかったな
一つだけ、まりんにどうしても伝えておきたいことがあるの
お母さん達、最初は桃姉の代わりが欲しくてまりんを迎えたけど、いつからか、まりんをしっかりとまりんとして愛していたよ
桃に負けないくらい愛してた
それだけは、忘れないでね
でも、まりんには、してあげられなかったことが、たくさんあった気がする
虹の橋で再会した時、ひとつひとつ叶えていこうね
どんなわがままでも聞いてあげるよ
必ず逢えるから、桃姉と一緒に待っていてね
こっちにいる家族を守らなくちゃなんて、頑張らなくていいんだからね
桃と一緒に、ただ、楽しく遊んでいてね
笑顔でいてね
お母さん達も、まりんと桃に心配かけないように、笑顔で頑張るからね
絶対に、もう一度逢おうね
まりん、私達の子になってくれて、本当にありがとう….
ハンディのある体質で、最期まで頑張ったまりんは、私達の誇りだよ
絶対に、もう一度逢おうね
今度逢えた時は、永遠だから….
二度と、離れることはないんだから….

我が家にやって来た日。ビビってケージの後ろにはりついてたね(;´▽`A“

まりんの毛繕い♪う〜さんの一番可愛いしぐさだよね(#^.^#)

お水飲みのしぐさがこれまた可愛いの(*´艸`)特にまりんは水飲みジェニックvv
Movie →水飲みまり助
一番好きなお野菜は、明日葉♪お薬も明日葉にふりかければ食べてくれたね

お母さんを見上げながら足の周りをくるくる回るのが、まりんの得意技(*´∇`*)

はじめてサークル越しにりゅうとご対面。
最初は10cmくらい間隔を開けてたけど、すぐに仲良しになってくれたから
ぴったりくっつけるようにしたんだよねvv

まりんの可愛らしさと元気さが溢れてる、とってもまりんらしい表情
母達の一番好きなショットです(*^-^*)
ミッフィちゃんより、ピーターラビットより、世界一可愛い私達のまりん
