「 キャットフード 」一覧

お元気手帳:キャットフードラビリンス(7)

「ねこのきもち」を愛読されている猫ママ猫パパさんは、少なくないと思います。我が家も定期購読ちう。

今月号の「ねこきも」にはフードサンプルがついていました。「モ●プ●」の×××っていう製品。パッケージの見た目や商品説明は、いかにも猫さんに良さげな高級フードのイメージが…。

さて、後ろの原料記載を見てみると、いきなり、(←メインが動物性たんぱく質じゃないのか(-ω-;))、家禽ミール(←ミートじゃなくミールなのねん(>▽<;;)、コーングルテンミール(←米とコーンを足したら、ほとんど植物性たんぱく質でできるフードじゃないの??( ̄Д ̄;))、動物性油脂(・・・その動物って( ̄(エ) ̄|||)。

おまけに、着色料を何種類も使ってる、つっこみどころ満載のご飯でした(;^-^A。猫さんのご飯を着色する意味が全然わかんない;;;。

本題☆

これまでペットフードの危険性をあれこれぼやいてきましたが、そうはいっても、じゃあ今日から100%手作り食でいってみよ〜〜とはなかなか言えないのが現状。

だとしたら、それらの危険性を、極力低くおさえるようなフード選びってできないものかしらん…。

〜リスク回避のフード選び〜

前にも日記の中で書いた事がありますが、にゃんこに限らず、う〜さんでもワンコでも、市販のフードを与える時の、一番基本的な「リスク回避」の方法があります。

それは、1つの銘柄の商品のみを、ずっと与え続けないということ。(=常に2〜3種類の銘柄のフードを常食できる態勢にしておく)

理由1:栄養バランスの偏りをふせぐ。理由2:メインフードが1種類だと、もしメーカー欠品や製造中止になった時に、体質や嗜好性の問題で、すぐに他のフードにきり変えられない場合がある。理由3:万が一フードに何か問題のある物質が混入していた時、その悪影響を100%被る危険から免れる

去年北米でおきた、大規模なペットフードリコール問題では、たくさんのワンコやにゃんこが亡くなりました。たしか、アメリカ在住の、日本人猫ママさんのブログだったと思いますが、“まさにその問題フードを食べさせていたのに、ウチの子は助かった。それは、そのフードだけじゃなく、3種類くらいの銘柄フードをブレンドして食べさせていたから、影響も1/3で済んだのだと思う”….というような記事も目にしました。

それを読んだ時、フードの複数ブレンドは、理想論のレベルじゃなく、最低限しておかないとならないママの務めなんだな〜っと、つくづく感じました。

ところで、一つ注意点があります。フードの複数ブレンドは、リスク回避の基本と書きましたが、合成添加物(合成保存料)を使っているフードにおいては、その限りではありません。というのも、合成添加物は、複数の種類の同時摂取で、さらに毒性が強まるからです。A社のフードにはBHA、B社のフードにはBHT、C社のフードにはエトキシキンが入っている場合、ブレンドした時の毒性は、各メーカーが保証している「安全性」とは無縁のものになってしまうかもしれません。

合成保存料を使っているフードには、そんな恐ろしさもあるんです。

ところで、複数のフードをあげるとき、ブレンドするのがいいのか、ローテーション(A社が一袋終わったらB社をあげる)するのがいいのか、迷うところだと思います。

ローテーションのメリットは、一つのフードを、開封後早く使いきることができる点。(ナチュラルフードにおいては、早めの消費は必須なので)

ただ、お腹のデリケートな子にとっては、フードをいきなり切り替えるのは、とても胃腸に負担のかかること。

基本的には、今食べているフードの5%くらいから初めて、5→10→15%と、日にちをかけて切り替えるのがお腹に優しい方法とされているので、これを1袋終わるたびに、毎回繰り返すのは、そ〜と〜大変なんじゃないかな〜っと…。

そういうワケで、我が家では、ブレンド式を採っています。多頭なので、2〜3種のフードを使っていても、比較的早く一袋を消費できる方なんですが、それでも、保存にちょっとばかり不安があったので、これ買っちゃいました(*´艸`)>>密封パック器「ハイシール」

新しいフードを開封する時に、この機械で小分け密閉パックをいくつも作って野菜室へ〜(我が家の野菜室はほとんどフード貯蔵庫(;^-^A)。これで保存も安心だし、この作業自体が楽しくてハマってます(*≧m≦*)

あ、話がそれちゃった(^^ゞ

あと、↑に書いた基本的な方法以外の、リスク回避方(あくまでもウチの場合ですが〜(;´▽`A“)も書いてみます。

1:事前に、そして常に情報収集すること
2:信頼できるショップから「正規品」を購入すること
3:子供達の健康状態をよくみること
4:保存管理を徹底すること

1→メーカーのHPで成分や商品説明を見たり、フード名で「検索」して、評判をひろっていきます(100位くらいまで見ると色んな情報が集まります)。また、「ブログ検索」機能を使うと、実際にそのフードを使っているお家での生の声が聞けたりします。

2→ちなみに我が家がいつもフードやお肉を購入しているのは、ブログリンク「shoppingリンク(フード)」にリンクしているショップさんです。どちらのショップの店長さんも熱心で親切。メールでフード選びの相談にのってくださったり、合いそうなサンプルを送ってくださったり(いつもお世話になりますペコリ(o_ _)o)))

3→そのフードが我が子に合っているかどうか、美味しそうに食べてくれる・ウンPが◎・元気が◎・毛づやが◎・目がイキイキしている…などで判断します。

4→合成保存料を使っていないナチュラルフードの場合、フードの酸化やカビは恐ろしい大敵(><)。「ハイシール」を買うまでは、ジップロック小分け密封+シリカゲルで野菜室に。日々使う分は、ガラスの密閉容器に移し替えて使う。という方法を使っていました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これは本当に個人的な考えですが、フード選びって、「偏らない」ことが一番大事な気がします。

ラピの肝臓トラブル以来、手作りご飯の割合を多くした我が家ですが、ラピの今の腸の状態は、手作り食の分量を増やしすぎると、ウンPが緩くなってしまうので、また少し量を加減しています。

良質なたんぱく質を補給したいから、手作り食は続けるけど、栄養バランスの偏りが心配だから、カリカリも食べさせる。サプリメントを美味しく食べてもらいたいから、ウエットも利用する。カリカリも常に2〜3種、ウエットも毎日日替わり。

母ちゃん達は、基本的には“一途”なタイプですが(そうなのか??( ̄Д ̄))、フードだけは、こんなどっちつかずのスタンスがいいのかなぁ〜と…(;´▽`A“


お元気手帳:キャットフードラビリンス(6)

前回、市販されているほとんどのペットフードに、ペット達の体に有害な合成保存料(合成添加物)が入っていることを書きました。

人の考え方は様々です。中には、「大量投与すれば危険な化学物質でも、メーカーが安全な量というなら気にすることはない」そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。また、経験的に「ウチの先代は、スーパーで売っているこの安いフードで20歳まで生きたから、今の子にも同じ物で大丈夫」と思われた方も。

が、その先代ちゃんと、今そばに居てくれる子。体質は全く同じですか。免疫力は全く同じですか。ある子にとっては、たまたま弊害が表面化しなかった有害物質も、別な子には、命取りになるかもしれないのです。

現に、フードが原因で、アレルギー疾患・肝疾患・腎疾患に罹る子達は急増しています(フードを変えたことでぴたりと治るケースの多さが、その証明です)。

それでもなお、今使っている(添加物入りであろう)フードが、ウチの子にベストだと思われる方は、この記事はどうぞスルーしてください。

わけのわからないお肉“のようなもの”、もしかしたら含まれているかもしれない“お友達(わんこにゃんこ)”、明らかに“危険と分かっている添加物”。そういうものを使っていないフードが、無いわけではないんです。

それが、いわゆる「ナチュラルフード(プレミアムフード)」と呼ばれるフードです。

〜ナチュラルフード(プレミアムフード)はベストなのか〜

ナチュラルフード(プレミアムフード)は、よく聞く言葉ですが、実際、これだという規定があるわけではなく、便宜上の呼び名のようなものです。

一般的には、「(1)人間が食べられるレベルの良質な原料を使っていること」「(2)合成保存料(合成添加物)を、一切使用していないこと」メーカーが、この2点を明言しているフードをナチュラルフード(プレミアムフード)と呼ぶようです。

が、気をつけなければならないのは、ホームセンターやペットショップなどで、とんでもない粗悪フードを(;^-^A「プレミアムフード」などと売っているケースもあるということです。

考えてみてください。合成保存料を使用していないフード(=安全性の高い天然の添加物を使って品質保持しているフード)は、合成保存料を使用しているフードに比べ、製品の「安定性」は悪いんです。つまり、酸化・腐敗しやすい、デリケートなフードです。よほど店内の管理(温度や湿度など)をきちんとしていない限り、店頭に並べて販売するなんてできません。

ナチュラルフードの多くが、ネットなどの通信販売というスタイルを取っているのも、頷けるところです。

また、動物病院扱いのフードや、「獣医師推奨」「トップブリーダー推奨」などというキャッチコピーのフードを、プレミアムフードと誤解される方も多いようですが、これも間違いです。それらのほとんど(おそらく全て)は、合成添加物のたっぷり入ったフードです。値段やイメージに惑わされず、その製品の特徴をしっかりと見抜くことが大切です。

さて、ここに、原材料が人間の食べられるレベルの食材で、さらに、合成添加物を一切使用していないと明記されたフードがあるとします。まさにナチュラルフード(プレミアムフード)です。

けれど、それでもまだ問題は残るのです。

メーカーが、フードの製造時に合成添加物を使用しなくても、原材料そのものに合成添加物が残存しているという場合です。つまり、肉類や野菜類を飼育、栽培する時の飼料や農薬に、合成添加物が使われたということです。

ナチュラルフード専門店では、独自に検査機関にかけて、フードを調べているショップもありますが(フードに合成添加物が含まれるかどうかを調べる為に検査機関にかけるのは、まったくの個人でもできるそうですよ〜)、たまに、ナチュラルフードと謳っているメーカーのフードから合成添加物が検出されるのは、こういう理由からだそうです。(本当はメーカーが添加してるのに、偽ってるっていう悪質なケースもあるかもですが….( ̄(エ) ̄|||)

さらに(まだ問題があるのか(;´Д`))、先程も書いたように、ナチュラルフードは、デリケートなフードです。良好な保存状態を維持できるよう、徹底管理されなければ、かえって質の悪いフードへと劣化してしまうのです。(フードにカビが生えると、発ガン物質アフラトキシンが発生します。これはペットにとっては猛毒で、アメリカではわんこの大量死の報告もあります)

保存状態の良い輸入フードを求めるには、安価な「並行輸入品」でなく、正規契約の元に輸入販売されている「正規品」を購入する必要があります。

正規品の輸入は、通常コンテナチャーター便で、北ルート(気温の低い地域)を通り、輸送の日数も短く保冷されています。それに対し、並行輸入品は少量輸入のため混載便を使用し、日数がかかり、港に着いても港沖で停泊する時間が長いのです。多く利用される南ルートの場合、船内温度が外気温以上になり湿度が60%以上になることもあるそうです。

もちろん、保存状態に気を配らないと品質維持ができないというのは、購入後も同じです。

合成保存料がどっさり入ったフードと同じように、開封後、大袋のままキッチンの棚に置き、毎日袋の口を開け閉めして、フードをお皿に移す。そして、2〜3ヶ月かけて食べきる。

ナチュラルフード(プレミアムフード)を使う場合は、絶対にそんな管理はしないでください。一般的には・・・

開封したらすぐに、密閉保存ビニール袋(いわゆるジップ●ックなど)に少量ずつ小分けにし、乾燥剤(シリカ●ル)を入れ、なるべく空気を抜いた状態で冷蔵保存。
毎日使う分は、そのうちの1袋分を密閉容器などに移して使う。
冷蔵保存した分も含め、1ヶ月程度で使い切る。
猫さんの数が少なく、消費に日数がかかる場合は、お得な大袋は買わず、割高であっても小さいパックの物を使う。

などの方法で、管理されているお家が多いようです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ラピを迎えた直後。初めてナチュラルフード(プレミアムフード)の存在を知った時は、とても感動したものでした。何が入っているかわからない粗悪なフードと比べたら、夢のご飯のようにも思えました。

でも、ナチュラルフードを選べばそれで全てOKというわけではないんですね。

どのナチュラルフードを選ぶのか、どんなお店から購入するのか、どのように保存するのか。そこまで気を配れて、初めて、ナチュラルフードの良さを活かせるんだと思います。

逆に言えば、ナチュラルフードを選ぶパパママには、それだけの心構えが必要なんだと思います。

※「お元気手帳:キャットフードラビリンス」は、一猫ママの独り言です。とくにナチュラルフード(プレミアムフード)を推奨する意図で書いているわけではありません。

次回は、キャットフードを選ぶ際の、「リスク回避の方法」を考えてみたいと思います。


お元気手帳:キャットフードラビリンス(5)

突然ですが、次の二つの文章を比べてみてください。

「彼女は口は悪いけど、優しい心の持ち主なんだよ」
「彼女は優しい心の持ち主だけど、口が悪いんだよね」

同じことを言ってるのに、“彼女”の印象、全然違って聞こえませんか(;^-^A。物は言い様で、いくらでもそのイメージを変えてしまいます。

今回のテーマは、「合成保存料」

最初に、結論から言ってしまうと、ほとんどのキャットフードには、人間の食品には添加が認められてないような危険な合成保存料や、発ガン性のある合成保存料が数多く使われています。

当然のことながら、そんな恐ろしい物質が入ったフードを、我が子に食べさせたくはありません。

でも、メーカー側は言います。「ペットに安全な範囲の合成保存料を入れたフードの方が、合成保存料を入れずに酸化してしまったフードより害が少ない」のだと。

「このフード発ガン性のある合成保存料を使ってはいますが、酸化しにくいんです」
「このフード、酸化しにくいけど、発ガン性のある合成保存料が入っています」

どちらにとらえるかは、ママパパの心ひとつです。

〜合成保存料って何〜


今、あなたが愛猫にあげているフードは「合成保存料」入りのフードでしょうか。

そう聞かれて、とまどうママパパは少なくないと思います。

「う〜ん、今まで意識したことなかったけど…。そうだ、こ〜ゆ〜時は原料表記をガン見すればいいんだ!!。良かった、合成保存料って書いてない(´▽`) ホッ

違〜う((-ω-。)(。-ω-))フルフル

原料は、日本では80%表示でいいのです。つまり、残り20%は、正体不明。合成保存料をたっぷり使っているフードでも、そんなことを明らかにしなくてはならない義務は、何もないのです。

恐ろしいことに、「合成保存料無添加」「合成添加物は使用していません」などと明記してあっても、それは「この80%の原料中に関しては」という言葉が隠されていて、実は、全体としては合成保存料を使っていた。などというケースも珍しくないようです(><)。

一握りのナチュラルフードくらいしか、合成保存料を使っていないフードはないものと思ってください。(ナチュラルフードについては、次の記事で詳しく取り上げます)

では、具体的に合成保存料・合成添加物とはどのようなものなのか。

「猫logy Life」【フードの原材料と保存料】にも掲載していますが、今回、さらに危険性が詳しく解説されている頁を見つけたので、そちらを抜粋させていただきます。

********************

※BHA※(ブチルヒドロキシアニソール)E320と表記される場合もある
ガソリンの酸化防止として使われていたもので、急性毒性が強く、発ガン性の危険が高い。油脂の酸化防止剤に使用する以外は、人の食品には使用禁止となっている。

名古屋市立医大でラットの発ガン試験では、BHA無投与のオス・メスとも全く発ガンしなかったのに対して、BHAを与えていた方には前胃に腫瘍が発生、扁平上皮癌、前癌症状である乳頭腫などができたのを含めると、オスは100%、メスは96〜98%に及んだ。

※BHT※(ブチルヒドロキシトルエン)E321と表記される場合もある
石油抗酸化防止として用いられたのが始まりの酸化防止剤で、主原料はクレゾール(原料はコールタール=発ガン物質)とイソブレチン(麻薬作用がある=麻薬剤)。発癌性の疑いあり。
脂肪組織に蓄積する傾向があり、食餌内容に油分が多くなればなるほど毒性を増強させ、他の物質と協力しても毒性を高める。油脂の酸化防止剤に使用。

急性毒性、慢性毒性、特殊毒性とがあり、急性症状としてケイレン、失神、肺水腫、腎臓病、貧血、中枢神経の重い障害。特殊毒性のテストでは、ラットの食餌に10%のラード、BHT0.1%を添付すると交配により得られた新生仔に無眼球症がみられた。人間の食品の場合BHTには使用基準量が定められているが、他の薬品と併用された場合の相乗毒性の試験は全然行われていない。

※エトキシキン※
日本で人の食品添加物として使用されたことがない。ゴムの固定剤として開発された薬剤で除草剤、殺虫剤、化学兵器(いわゆる枯れ葉剤)として利用され非常に毒性の高いもの。

農薬としての使用も禁止された、ダイオキシン系の最強の発ガン性物質。毒性は生存している個体にはガンやアレルギーとして現れ、繁殖の際の胎児には奇形として影響する。

※アフラキトシン※
防カビ剤として天然物で最も強力な物質。


※硝酸ナトリウム※

発色剤として使用されている。強力な発ガン性物質でニトロソアミンとして知られている。

※硝酸カリウム※
保存料との相乗毒性で発ガン性物質ができる。

※プロピレングリコール※
甘味成分及び保存料として使用されている。有害な化学物質で、不凍液も同じ物質で作られている。腸閉塞や癌性の腸障害などの消化器官の問題となる。

※トコフェロール※
天然のものはビタミンEを含み、ビタミンCとあわせると酸化防止剤効果がある。合成のものは発ガン性、下痢、消化不良をおこす。

※赤色2、3、40、102、104-106号※
着色料として使用されている。発ガン性の可能性がある。

※黄色4、5号、青色1、2号※
保存料との相乗毒性で発ガン性物質ができる。
青色1、2号はパルボ、コロナなど犬に致命的なウイルスに対する敏感性を高め、猫にはFIP、白血病ウイルスへの敏感性を高める

********************

冒頭にも書きましたが、メーカー側は「使用しているこれらの添加物は微量であり、安全性に問題はない」と主張します。

でも、投与の量によっては、肝臓や腎臓に負担をかけ、アレルギーや発癌の要因になることが実際に証明されているわけです。メーカーが判断した「安全量」を鵜呑みにして、大切な我が子の命をそんなに簡単に、メーカーに預けていいんでしょうか。

危険だからこそ、人間の食品への添加が禁止されている化学物質を、人間より遙かに小さな臓器をもつこの子達に、そんなに楽観的に食べさせていいんでしょうか。

上に書いたそれぞれの合成保存料の毒性は、単独使用された場合です。それらが2種類3種類と複合されて使用された時は、毒性は、さらに跳ね上がります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

我が子にあげているフードにどのような保存料が使われているかは、簡単に調べる手段があります。

そのフードの原産国が欧米なら、本社のサイトをチェックしてみてください。原材料が全て(100%)記載されていると思います。

あるいは、日本の販売元(フードに記載されている)に電話をかけて聞いてみると、意外とあっさり教えてくれちゃいます。愛用者の多いペットフード「ロイヤル●ナン」が、BHAを使っているという話は、あまりにも有名ですが、実際電話で問いあわせた時も、ハッキリ答えてくれました(;^-^A。(※ロイヤル●ナンを全否定するつもりはありません。そのことについては、また後の記事で)

よく、フードを酸化させないための合成保存料は「必要悪」だと言う意見があります。

たしかに、酸化したフードの毒性は、とても強いものです。だから当然、酸化防止は必要です。でも、なぜ多くのメーカーは、天然の成分を使って酸化防止せず、有害な合成保存料を使うのでしょう。

答えは、合成保存料の方が安価だから(前出のロイヤル●ナンさんも、「天然の保存料にしたら値段が倍になってしまう」と仰ってました(>▽<;; )。そして、合成保存料の方がフードを長持ちさせることができ、賞味期限もうんと長く延ばせるから。(売れ残りを減らせる)

他に選択肢があるのに、あえて有害な物を使うのが、本当に「必要悪」なのかなぁ。私には「利潤の追求」にしか思えません。

そこでもう一度。

「このフード発ガン性のある合成保存料を使ってはいますが、酸化しにくいんです」
「このフード、酸化しにくいけど、発ガン性のある合成保存料が入っています」

どんな風に聞こえるかは、ママパパの心ひとつです。

※合成保存料関連の問題は奥が深いので、次に続きます。