「 肝臓疾患 」一覧

お元気手帳・肝臓編その5

※カテゴリ「お元気手帳」は、あくまでも自分たちのための覚え書きです。何か特定の治療法や食餌療法、サプリメント等を、推奨する目的ではありません。もちろん、読んでくださった方の愛猫ちゃんに少しでもお役にたつ部分があればとっても嬉しいですが、実際の健康管理については、ママパパご自身のご判断でお願い致します。

肝臓を悪くする原因は何なのニャ:後編〜

一口に肝臓疾患と言っても、慢性肝炎急性肝炎、さらに重篤な肝硬変、そして肝機能不全など、さまざまなカテゴリがありますが、「肝リピドーシス」と「門脈シャント」は原因と経過が特殊なので、今回のお元気手帳ではとりあげません。

とくに先天的な問題もなく、一見ごくごく健康に見える猫さんが、ある日気が付いたら肝臓を痛めていた;;;(=慢性肝炎、急性肝炎)というケースについて考えます。

猫さんの肝炎の原因となるものは、化学物質・ウィルス・細菌・腫瘍・自己免疫異常・ストレスなどなど、いくつかありますが、一番のダメージは、やはり「化学物質」であると考えられます。

化学物質というのは、猫さん自身が服用している薬のことだけを指すのではありません。他に、家庭用洗剤を舐めたり、家族(人間)の薬を誤飲して、重篤な急性肝炎を起こしてしまうケースもあります。(特に人間の鎮痛薬などを誤飲すると、猫さんにとっては命の危機ということも…)

ただ、これらのことは、ママパパの意識ひとつで、防ぐことは充分可能です。

それよりなにより、一番恐ろしいのは、化学物質が体内に入り込む最大のルートになっているのは、多くの猫ちゃん達が毎日口にしているペットフードだという点です。

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ちなみに、ラピのご飯は、手作りとウエットとカリカリの三種混合??ご飯。カリカリは、いわゆる「ナチュラルフード」とか「プレミアムフード」と呼ばれる、合成保存料不使用のカリカリをあげてきました。

だから、ご飯から化学物質が体内に入ることは考えられない….はず??。

否。合成保存料無添加フードというのは、そのフードを作っているメーカーが、フードを作る工程において化学物質を添加していないということであって、原材料そのものが汚染されていたら、元も子もないのです(><)。

そして、せっかく良い材料を使って、合成保存料無添加で作られたカリカリであっても、流通において保存状態が悪ければ、消費者の元へ届く前にカビが発生してしまうこともあります。(カビが作り出す毒素の一つ発ガン性物質アフラトキシンは、肝臓に大きなダメージを与える)

去年3月のペットフードリコール騒動は記憶に新しいところですし、今ここに書いたようなことも「猫logy Life」の「フードの原材料と保存料」で書いてきたことです。正直、「知識」として知らないことではありませんでした…。

でも、我が子が肝臓を痛めるまで、それらは私達にとって、単に「知識」でしかなく、リアルな危機感を持ったものではなかったのです。

知らないよりは、知識はあった方がいい。ずっといい。けど、知識があっても、実践に結びつかないんじゃ、知らないのと同じこと。

ラピの肝臓トラブルは、だらしな母ちゃん達に、子供達の食生活を本気で考えろという警鐘を鳴らしてくれました。

肝臓のケアについては、また少し時間をおいてまとめるとして、この後のお元気手帳は、子供達の健康を守る要である、ご飯のことを考えていこうと思います。

我が子によかれと思ってあげているご飯。それが、毎日大切な我が子の肝臓を蝕んでいるとしたら….;;;

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【ポイント】

◎肝臓にダメージを与える物=薬物・化学物質・細菌類による毒素
それらが体内に入ってくるルート=市販のペットフード・医薬品・家庭用洗剤や薬剤の誤飲など

◎自己免疫によって肝臓の炎症がおこる場合もある
それらの引き金になるもの=医薬品・殺虫剤・環境汚染物質・ワクチン接種など

◎他に、原因と言われるもの。ストレス・肝腫瘍・肥満など

ソマリらいふ.jp

らぴ@ご飯ぴょん中:「母ちゃん、美味しくて体にいいご飯つくってニャ」
B母:「あいよっ」

お元気手帳・肝臓編その4

※カテゴリ「お元気手帳」は、あくまでも自分たちのための覚え書きです。何か特定の治療法や食餌療法、サプリメント等を、推奨する目的ではありません。もちろん、読んでくださった方の愛猫ちゃんに少しでもお役にたつ部分があればとっても嬉しいですが、実際の健康管理については、ママパパご自身のご判断でお願い致します。

肝臓を悪くする原因は何なのニャ:前編〜

健康だとばかり思っていたラピの肝臓が、実はかなり悪くなっていたのだと知った時、私がまっさきに思ったのは「なんで;;;;」の一言でした。

先生にもすぐにその質問をぶつけましたが、先生の答えは、可能性の一つとして「薬剤」の可能性が考えられるということ。(「お元気手帳・肝臓編その1」でも書いたように、肝臓には有害物質の解毒をする働きがあるため、化学物質の影響を一番被ってしまう臓器なのです)

確かにこの1年ほど、ラピは、ルナやルキアと比べると、ちょいユルPになることが多くありました。抗体価は陰性に下がっていたので、それは、子猫時代のような猫腸コロナウイルスによるものではなく、心因性の要素が大きいであろうと主治医からは言われていました。(例えば隣家の猫さんがベランダに侵入したり、実家の父が体調を崩して母達が家を留守にしたりとか、そういうことに一番ストレスを受けやすいのがラピだから;;)

当然、整腸剤(抗生剤、殺菌剤を含め)の類を飲んできた回数は、ルナルキより遙かに多く、主治医が言うには、それらの量は“一般的に肝臓に影響を及ぼすような量ではないが、猫の個体差として、ラピの肝臓には影響が出たのかもしれない”と…。

ただ、いずれにしても、それは「仮定」の一つでしかなく、私達は、私達なりに、肝機能に悪影響を及ぼすものをあれこれ調べていきました。

これからのラピのケアのためも。そして、ルナルキを同じ目に遭わせないためにも。

そして、とても恐ろしい事を知ったのです。

たまたま何かのトラブルがあって、薬を飲む機会が多かった子だけが、肝臓を悪くするリスクがあるのでしょうか。ふだん薬に縁のないような子達ならば、肝臓を痛める心配は全くないのでしょうか。

答えはNOでした。

肝臓を痛めつける一番の犯人。それは、猫さんとの何気ない日常の生活の中に潜んでいたのです。

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るな:「ルナも犯人捜しに協力ちまちゅ!!」きりっ☆

お元気手帳・肝臓編その3

※カテゴリ「お元気手帳」は、あくまでも自分たちのための覚え書きです。何か特定の治療法や食餌療法、サプリメント等を、推奨する目的ではありません。もちろん、読んでくださった方の愛猫ちゃんに少しでもお役にたつ部分があればとっても嬉しいですが、実際の健康管理については、ママパパご自身のご判断でお願い致します。

〜血液検査で分かるのニャ〜

かなり重篤になるまで症状がでない肝臓疾患を、早期に発見するには、やはり定期的な血液検査です。肝機能は、以下の項目で診断されます。

GPT(最近はALTという方が主流になりつつあるようです)・ALP(アルカリフォスターゼ)・GOT(同じく最近はASTというのが主流)・アルブミンビリルビンなど。

ALT、ALP、ASTの3つは酵素で、肝臓にダメージを受けた時に増加(=肝細胞が破壊されて、血液中に流れ出す)。

アルブミンは、肝臓で合成される蛋白質。肝臓の動きが低下すれば、合成されるアルブミンも減り、血液中のアルブミンの量も少なくなる

ビリルビリンは胆汁に含まれる色素。肝細胞の働きが低下すると血液中のビリルビリンは多くなる

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☆一口メモ☆
もちろん血液検査の結果に異常があるかないかは、先生から詳しい説明があると思いますが、これら肝臓に関わる項目に限らず、血液検査表の各名称が、それぞれ何を現しているのか知っておくと、先生との話がよりスムースに理解できると思います。

ラピのとんでもないALTとASTの数値を見た時、何がなんだかわからなくなってフリーズした、母ちゃんの実体験より…( ; ̄ω ̄)ゞ

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らぴ:「肝臓は〜」

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らぴ:「気をつけなくちゃいかんぞうっ!!」なんちゃって☆