一昨日、うさ兄さん達の通院話を書いたので、その流れで、我が家のホームドクターのことを…。
ペットを飼うことが決まったら、飼い主にはしなくちゃならない大切なことがいくつかあって、その一つが、ホームドクター選びと言われます。理想的には、主治医と、夜間緊急時の病院と、セカンドオピニオンを求める為のドクターと、三種類のお医者様を選択しておく事って飼育書にも書いてあるけど、やっぱり健康なうちから、良い先生を見つけておくことって大切だよね。(特に、ちょっとしたことが命取りになりかねないうさママにとっては)
よくニャン友さんから、“ラピくんは良い主治医先生がいていいね”って言っていただくけど、本当にありがたいことに、その通りだと思う(笑)。先生には長女の桃からお世話になってるけど、先生を探し当てる??までは、めちゃくちゃ苦労したもん☆。
とにかく小さい頃は虚弱だった桃(離乳できてない状態でショップに並べられて、体重は200gもなく、手足はか細く、ペレットフード(う~さんのカリカリ)食べられないから体重は減るばかり;;;)。嫁入り直後に酷い風邪もひいてしまって、桃を買ったショップの中に入ってる病院に駆け込んで診てもらったけど、こんな小さな体にいきなり抗生剤を注射しやがった~(><;)。よく、生き延びてくれたと今でも冷や汗が出るよ~;;。
初のうさぎママ体験が、桃だったことで、そりゃ~もう必死で勉強したっけ。当時は今みたいに、ブロードバンドの時代じゃなかったし、第一、獣医でさえ、うさぎには残り野菜あげとけばいいんだよなんて言う時代凸( ̄へ ̄#)。毎日毎日、ダイアルアップで繋ぐネット情報と、小動物専門雑誌で勉強して、やっと信頼のおけるうさぎブリーダー系ショップを発見し、そこの店長さんのアドバイスで桃が食べてくれるペレットご飯もようやく見つかり…。そうなると、次は、ホームドクター選び。
まずは、健康診断と爪切りをしてもらえば、その先生のうさぎレベル(笑)がわかると、1ヶ月に1度のペースで、近所の医者から、小動物雑誌で紹介されていた先生まで(タクシー代往復6000円(T-T))、いろいろ行ってみた。近所の2件の先生なんか、論外(-_-;)。思い出すのも腹立たしいくらいに、知識が無い先生でした(だったら、電話で“うさぎも診れますよ”なんて言わないで下さい)。
小動物雑誌で紹介されていた先生は、さすがにご自身でもうさぎさんを飼っているだけあって、知識は豊富だし、うさぎさんの扱いにも慣れてるんだけど、イマイチ桃とは合わなかった(;^-^Aみたい。大きな声でハイテンションに喋る先生の迫力に負けるのか;;;、いつも帰宅後ぐったりしちゃって、心配だったもん。
理想的な主治医探しを兼ねての、月一回の健康診断の傍ら、ネットで情報を集めまくり、そして巡り逢ったのが、今の先生デスvv。先生のすごいとこは、子供達の様子を見てれば一目瞭然。あの、神経質な桃が最初の診察の時から、安心しきった様子で身を任せてるのにはビックリ(@o@)。先生は終始桃に話しかけてくれて、もちろん飼い主の話もよく聞いてくれるし、どんなに病院が混んでいる時でも(実際、人気病院だから混むんです~(;^-^A)インフォームドコンセントは絶対に手を抜かない。治療方針は、まず動物本人の苦痛、ストレスを考慮し、一番負担なく症状を軽減できそうな治療法から入って、それでも改善されなければ次のステップに進むという、慎重かつ確実な方法。
一番ビックリしたのは、先生に健康診断と爪切りをしていただいて、家に帰って来た桃が、すぐにご機嫌に牧草を食べ始めたこと!!!!。今まで、病院から帰ったら絶対に5時間以上は凹んでた桃だったのに…。以来、先生は我が家のホームドクターとなりましたvv。
りゅうを迎えて一番最初の健康診断だけは、近所に新しく開院したエキゾチックアニマル専門病院(うさぎさんもこの範疇)にお試しで行ってみたけど、ここの先生は暴れん坊のりゅうを保定することさえいっぱいいっぱい( ̄▽ ̄;)。で、次回からはいつもの主治医先生に変えたんだけど、りゅうちゃん先生にはおとなしく抱っこされてたね~(^m^)。
桃が唯一信頼して身をまかせた我が家の先生。桃が食事を食べなくなってしまった時も(うさぎさんが食べないというのは、かなり深刻な状態なのです)も、何度も鍼治療で救っていただいて…。でも、運命の悪戯か、桃が倒れた日は、たまたま先生の休診日(ここの病院は4人の先生が交代勤務)。最期に桃を治療してくださったのは、院長先生でした。院長先生が、容態が安定してると判断した桃をICUで休ませ、命の危機に瀕した急患のワンちゃんを処置している間に、桃の呼吸が止まってしまったのも、全て運命というものだったのか…。
通い慣れた病院の待合室も、タクシーに乗るという行為も、我が家の前の信号待ちも、あの日冷たくなった桃と一緒に体験したことの全てがトラウマとなって、同じことをしようとすると吐いてしまうようになった母は、正直二度とあの病院には通えないだろうって思ったけど…。
でも、桃が旅立った翌日の朝、先生からいただいた電話。桃を診られなかったことへの謝罪と、これからも僕にりゅうちゃんを任せてくださいという力強い言葉。そして何より、いくら母が心情的に辛くても、子供達自身が慕い、安心して身を任せてる先生に、この先も診てもらいたいという想い..。
結局は、りゅうも、桃の後に迎えた桃と同じネザーのまりんも、そして、我が家初のにゃんこのラピも、今ではみんな先生のお世話になってます(*^-^*)。
誇りを持って「我が家の主治医です」って言えるホームドクターがいて、ウチは幸せデスv(^_-)
つか、そ~ゆ~先生じゃないと、一年近くも週一ペースで通えないよにゃ~、ラピにゃん(;^_^A
↓先生とは桃が巡り合わせてくれたんだよね~(*^-^*)