大きな街道沿いに立ってるマンションは、その屋上に広告塔を乗せてることが多く、ウチもその一つ。てっぺんに映画の看板みたい大きなボードが設置され、タバコやら缶コーヒーなんかの宣伝がデカデカと貼られてる。でも、不思議と張り替えの場面には出くわした事がないし、それらしき業者さんがマンションを出入りしている場面にも、お目にかかった事がない。いったい、どうやって取り替えてるんだろう???
今朝、ラピご飯の後、ベランダの方にふと目をやった母Bが、いきなりすっとんきょうな声を上げた。“あ～!!!初めて見た～!!!”“えっ☆何??”“看板の張り替え～!!!”
見れば、数十メートル先のマンションの屋上の広告塔が、こないだまでのタバコから、缶コーヒーに変わってる。そして、そのボードには、屋上から長いハシゴがかけられて、一人の作業員がその上で、今まさに張り替え作業中。
“初めて見たね～”“うん～。けっこう原始的なやり方なんだね～人がハシゴかけて張り替えるなんて”“でもさ～、危なくない～??”“ちょ…ちょっと、命綱も付けてないぢゃん、あのオジサン、１０階以上あるマンションの屋上なんだよ～;;;”“やばくない～??”“風強いし、絶対落ちるよ～;;;”
キョトンとしてるラピを放ったらかしにして、十分以上オジサンの作業に見入る母二人。落ちたらどうしようって、ハラハラドキドキ;;;。でもさ～、あのオジサンさっきからほとんど動かない気が…ん??
“なに～!!!あれ絵じゃん～～～!!!!!。ハシゴの上のオジサンも全部広告の一部なの～～～!!!!(>◇<)”
母Aのおたけびに、数秒固まる母B。その後、自分の馬鹿さ加減に、ぶわははははははは～!!!!!ヾ(≧▽≦)ノと笑い転げ、そのままベッドに倒れ込んだ。その様子を見ていたラピが、慌ててベッドまで飛んで行った。急に倒れた母Ｂをすごく心配そうにのぞきこんでる。
でも、母Bの笑いは一向にやむ気配を見せず、今度は笑いすぎて涙まみれになりながら、“ラピちゃ～ん、心配ちてくれるの～、ありがとうね～、ギャハハハハ、でもでも、母ちゃんは、ギャハハハ、さ…再起不能でしゅ～、ギャハハ～”
その様子を見たラピ、あんなに心配そうな顔が一転して、ものすごく不愉快そうな顔に変わり、“ふんっ”とばかりに体を反転して、去っていった…(￣▽￣;)
結局、母Bが出かけるまで、いくら“ラピちゃ～ん♪”とおべっかつかっても、絶対に母Bに近寄らないラピだった(*≧ｍ≦*)
↓ぼくちんアホらしくてやってらんない…
