2002年7月20日、海の日。長女の桃は、私達家族の観音様になりました。
あれから5年。下界の暮らしより、天上の暮らしの方が、もう長いね。
でも、私達にとって、桃といられた3年4ヶ月が、かけがえのない時間だったように、桃にとっても、あの日々は、かけがえのないものと思ってくれてるかな…。
桃とまりん、大切な家族を見送った母達が、思っていることがあります。
この世で縁あって家族となったものたちは、実は、天の園ではず〜〜っと昔から家族だったんだって。
それを、神様が一旦引き離して、それぞれ地上に降ろされる。
この世に降り立った魂達は、一生掛けて家族を見つけ、巡り会い、心を交わし、そして、また天の園でめぐり逢う為に、別れていく。
それはきっと、「絆」を深めるため。
この世には、病や老いがある。別れの悲しみがある。けれど、それを一緒にのりこえた家族には、もっともっと深い「絆」が生まれる。
だから、子供達は、あえてこの世に降りてきて、そして、一足先に逝って、ママとパパを、虹の橋で待つんだろう…。
いつも思ってた。うちの子達をそっとなでていると、何故か、とても懐かしい想いにかられることがある。この感触は、もうずっとずっと昔から知っている感触だって。まるで、自分の体の一部じゃないかと想うような一体感…。
それは、ず〜っと昔から、そう、母ちゃん達がこの世に生まれる前から、君たちと家族だったっていう証。
桃もまりんも、“永遠の国”に母達と一緒に還るため、今は、待っていてくれるんだよね。
桃が一番最初に教えてくれたもの。母ちゃん達は大切にしているよ。
いつか、そっちで家族全員揃って、楽しくお喋りする日がくるまで、安心してまりんと遊んでいてね。
不思議だね。実際に桃を知ってるのは、りゅうだけのはずなのに、まりんも、ラピも、ルナも、ルキアも、みんな桃を見ていたんだと思う。
今も、時々…ね(*´艸`)。