ラピには変な癖がある。
近くに居ても、遠くに居ても、母ちゃんが手でVサインを作って見せると、「んっ??」とか「んんー??」とか言いながら走り寄ってきて、その手をガシっとホールドしてくれるのだ( ̄m ̄〃)。
オンニャの子チームは、Vサインを見せても何の反応もしないので、多分これはソマリの習性ではなく、ラピの癖なんだと思う(当たり前??/笑)。
そして、ラピにこの癖がついたきっかけは、実はわが家へのお迎え「前」2週間の出来事であった。←ドキュメンタリー風に(笑)
本日、11月15日は、ラピのお迎え記念日〜☆
とゆ〜わけで、今日は、ちょこっと隊長お迎え秘話を(*´艸`)←秘話なんてたいしたものじゃないって
それは今から5年前の2003年の秋のこと。
私達はネットで初めて知った「ソマリ」という猫さんに恋して、運命のソマリの子猫と出会うべく、ペットショップやブリーダーさんを、数ヶ月徘徊していた。
当時は都内に住んでいたんだけど、その頃は、大きなペットショップでないと、なかなかソマリの子猫に会えることはなかったので、休日には、かなり遠くのショップやキャッテリーまで遠征することもあった。東京中のほとんどのペットショップに、「ソマリの子猫が入ったら知らせてください」と、こちらの連絡先も伝えていた。
そうして、かれこれ10頭以上のソマリの子猫と対面し、「可愛い」「可愛い」を連呼しつつも、あと一歩がどうしても踏み切れず、もしかしてウチって、ソマリをお迎えする運命じゃないのかな〜…などと弱気心も抱き始めた、10月の終わり。
1本の電話が鳴った。
それは、あるペットショップからの電話だった。「お客様のご希望のルディではないんですが、とても可愛いレッドのソマリの男の子が今日入店しました。是非、ご覧になってみませんか」
正直、私達はがっかり(; ̄ー ̄A
私達がネットで惚れ込んだソマリくんが「ルディ」というカラーだったので、あくまでも「ルディ」のソマリが欲しかったから。
それでも、他のペットショップに出かけるついでに、電話をくれたお店にも足を伸ばしてみると…..
そこに、私達の運命の息子が居た!!!!!
ルディだレッドだ
そんなの関係ねーーーーー!!!!
遠目から、その子猫をひと目見た瞬間、私達はあまりの可愛さに
「ヒエーーーーーーー!!!!」っと悲鳴を上げたΣヽ(゜Д゜; )ノ (←お迎え記念日につき親ばかお許しくださいm(_ _)m)
そうやって出会ったのが、今のラピでした(#^.^#)。
そのショップの店内の作りというのは、ペット用品などを置いている広いフロアの一角が、子犬や子猫を展示するコーナーになっていて、ショーウインドーのようなガラス張りのケージの一部屋一部屋に、可愛いわんにゃんがワラワラと。そして、お店に入ったばかりの子や、もう契約が決まった子達は、そこからさらに奥に入った、別のスチール製のケージに入れられていました。
なので、ちびラピが居たのも、私達の正面のショーウインドーケージの方ではなく、3メートルくらい奥の、スチール製のケージの方(お客さんからは視界が遮られて見えづらい)。でも、私達の目には、そのケージにだけ、まるでスポットライトが当たっているように、ちびラピしか目に入りませんでした(*´艸`)。
スタッフの方がケージから出して、私達のもとに連れてきてくれた、小さい小さいラピは、二人の顔を交互にじーーーーっと見てから、私の腕の中でコロンとお腹を見せてくれたね。そして、しゃおさんの胸にガシっとしがみついてた(笑)。
家族の絆が結ばれた瞬間(#^.^#)。
結局、お店に入った日からラピのウンPが緩かった為に、晴れて我が家に迎えるまで2週間も待たされてしまうという、母ちゃん達にとっては辛い展開だったけど(一度でも普通便が出ないと譲渡できないという、ショップの決まりごとに阻まれた(*´д`*))、その間は、仕事帰りに片道1時間以上かけて、ラピに逢いに行きました。
でもね、2回目に逢いに行った時に気づいたの。
母ちゃん達が店内に入った瞬間から、ラピが、こっちを見てるって。だって、ラピの居る奥のケージからは、そのケージの前をせわしなく歩き回るショップスタッフや、ショーウインドーケージに居る子犬や子猫達をかいくぐってでないと、こっちを見られないんだよ。
それに、店内には私達以外にも、たくさんのお客さんが、ラピの居るブースを….特に可愛いくて目立つラピちゃんをm(_ _)m、のぞきこんでるんだよ。
でもでも、あの子は、はっきりと私達の方を見てるよね。
そう思った母ちゃん達は、思わず、ちびラピに向かってVサインをして見せた。ケージの中の小さい姿は、そのVサインに目を輝かせて、体を伸び上がらせた….!!!。
初回に対面した時、お店の閉店時間直前で、ものの10分くらいしか近くに居られなかったのに、それでもラピは、2回目に顔を見せた時には、しっかり私達を認識してくれていた。
これを「運命」と言わずして何と言おう。・゜・(ノД`)・゜・。
Vサインは、なかなかお家に迎えられなかった寂しい2週間、ラピと母ちゃん達を結ぶ「家族の合図」だったんだよね。
毎回、毎回、閉店時間直前のわずか10分。せわしない逢瀬を何度も繰り返しつつ、キミが来てくれる日を待った2週間。
名残惜しさに後ろ髪引かれつつショップから帰る時、Vサインを送る母ちゃん達を、ず〜っと目で追っていてくれたキミ。
だからね。あれから5年が経ったけど、一緒にいられる事を「当たり前」だなんて、母ちゃん達は決して思わない。
愛しいものと一緒に居られる。そばに居られる。それはとっても、有り難くて、幸せなこと。あの2週間が、教えてくれた。
ラピがウチに来てくれたから、ルナとも、ルキアともめぐり逢うことができた。桃、りゅう、まりん、ラピ、ルナ、ルキア。こんなに素晴らしい子達に囲まれて、母ちゃん達は、本当に幸せです。
今でも、Vサインを見ると反応せずにはいられない隊長。
でも、あの時の事は、きっと覚えてはいないだろうね〜(笑)。
りんしゃお:ウチくる?? v(^_-)-☆
ちびラピ:「行くにゃぁ〜ん♪♪」
5年後
相変わらず「遊び魂」沸騰中の隊長(笑)
深夜にひとりで、暴れまくるの図↓
スチャッ!!!!ガシッ!!!
母:ラピちゃん、夜中だから静かにね〜
らぴ:「母ちゃん、早く相手するのニャ♪♪」
母:聞いてないな〜ヽ(´A`)ノ
らぴ:「ボールを投げてくれたら
オイラが追っかけてやってもいいのニャ♪♪」
母:はいはい、喜んで〜〜(; ̄ー ̄A
らぴ:「母ちゃん、早く〜〜〜〜」おちりフリフリ♪♪
母:んもぅ可愛いんだからぁo(≧ω≦)o
なんか感動しちゃった。すごい秘話だ~~~~(T▽T)
それはまさに運命の出会いだったんですね。
もしかして、無意識にVサインに反応しちゃう自分が不思議だったりするかもしれないですね(^^;
ああ、泣けるねぇ、ラピくん。
ママ達はラピくんに釘付けになっちゃっただろうけど、キミも素敵なママ達に釘付けになっちゃったんだろうね。
キミは人を見る目がある!スゴイ本能を発揮したもんだよ、ラピくん。
頑張ってお腹を治すんだぞ!みんなが応援してるからね!