ロンちゃん虹の橋へ

3日前に、病院から戻り、自宅の酸素室でがんばっていたロンちゃん、昨日の朝早くに虹の橋へと旅立ちました。

家に帰ってからのロンは、病院に居る時とは別ワンのように、顔がイキイキと輝いて、ずっと家族の姿を目で追ったり、父とアイコンタクトでおしゃべりしたりしてました。

お水が飲みたい時は、「きゅうん」と鳴いて家族を呼べるようにもなったし、おしっこが出てペットシーツが濡れた時も、やっぱり鳴いて教えてくれるし、強制給餌のご飯もだんだん上手に食べられるようになってきて、父も私達も、回復への手応えをしっかりと感じていました。

でも、本当は…。ロンの小さい体には、もう限界がきていたんです。

明け方4時頃、酸素室の隣に布団を敷いて寝ていた父が、ロンの鳴き声で目を覚まし、シリンジでお水をあげると、ロンはとても美味しそうに飲んだ後、上半身を起こして父をじっと見つめ、そして静かに横倒しになり、二度と目覚めることはありませんでした。

父の声で、私が酸素室のあるリビングに駆け込んだ時は、もうそれが最期のお別れなのだとすぐに分かりました。

「水をあげたら、ロンは体を起こして、すごくいい顔で笑ったんだよ」

父はそう言っていました。

親孝行なロンちゃん。最期の最期まで、父を幸せにして旅立っていったんだね。

どこに行くにも、父のジャケットの胸元に入り込んで、いつも一緒だったロン。これまでたくさんのワンコを育てて来た父だけど、あなたの存在が父にとってどんなに大きかったか、私は知っています。

13年間、父のそばに居てくれて、父を支えてくれて、本当にありがとう…。

シニア年代で、なおかつお医者様からも余命宣告をされた、しっぽのある家族達と、どんな風に向き合ったらいいのか。とても深い問題だけど、私達は今回、父とロンからたくさんのことを教えられた気がします。

一つだけ言えるのは、ロンは父に看取られて、とても幸せだったと思うし、父や私達にとっても、納得のいく見送り方ができました。深い悲しみの中でも、それだけは本当に良かったと思っています。

ロンのことでは、皆様からたくさんの温かいメッセージをいただき、とても励みになりました。心から感謝します。本当にありがとうございました。

ロンちゃんの葬儀のこと、父の体調のこと、他のわんこ達のお世話など、まだまだ実家との往復生活が続きますが、時間が許す限りソマリーズとりゅうぴょんのことも綴って行きたいと思います。コメントのお返事やご訪問など、しばらくは何かと行き届かない運営になると思いますが;;;、お許しください。

ロンちゃん
コスの得意なロンちゃん♪

ロンちゃん
いつもお洋服を得意げに着ていたね(*´∇`*)

これからはお空から父を見守っていてね….

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