◆今日のテーマ◆
~ラピ蔵の三種の神器:ビムロン~
いわゆる経口インターフェロンです。
これは、健康食品ではなくお薬なので、うかつな説明は書けません(^-^;)。こちらを参照してください→「ビムロン/天然型ヒトインターフェロン-αを低用量で経口投与する世界初の新薬。副作用がみられず、薬剤残留の心配がない」
最近は、ようやくビムロンもメジャーになってきたみたいで、子猫の風邪なんかにも積極的に使って、とても良い効果をあげている病院もある一方で、まだまだ地方の病院では、扱ってくれない所も多いです。
ビムロンが承認される前、ラピは注射のインターフェロン(インターキャット)を受けてました。インターフェロンの注射を長く続けていると、耐性ができてしまうとか、本ニャンの免疫力が落ちてしまうとか、肝臓に負担がかかるとか、そう言われていることは、私達も知っていました。コロナ撃退に有効かどうかさえ、証明されているわけじゃないことも。
それらの不安を全部主治医にぶつけた上で、軟便を治すまでという目標で、回数、頻度なども常に話し合いながら、注射を受けてきました。でも、このビムロンのことをニャン友先輩からいち早くお聞きして、主治医に相談したところ、先生は、導入に懐疑的だった院長を説得し、メーカーの勉強会に二度も出席してくださって、ラピへの治療に取り入れてくれました。
粘膜から吸収され、直接免疫系に働きかけるので、口腔粘膜に触れるように与えること(歯茎に粉を塗り塗りしたりしてもいいのですが(^-^;)、ストレスにならないよう、ウチではフェロバイトみたいな口当たりの良いジェルを薄~く指に伸ばして、そこに粉をくっつけて舐め舐めさせてます♪1回量は、吹けば飛ぶような微量です)。
湿気にとても弱いので、乾燥剤と共に密閉容器で保管(できれば冷蔵庫で)することなど、細かく指導してくださいました。
そして、ビムロンを使い始めて1ヶ月。ラピはかりんと職人に成長し、コロナウイルス抗体価は、どーんと一気に二段階下がったのです。
副作用の無い薬なので(副作用が無いと言われている所以は、上記のリンクページに飛んでみてください)、今も、東京の主治医と頻度を相談の上、ラピに与えてます。
何故、東京の主治医と??
実は、今の主治医先生。しっかりした技量と経験の持ち主で、信頼に足る先生だと思ってますが、インターフェロン反対派(正確には、コロナの治療にインターフェロンを使うことに懐疑的)なのです。もちろん、ここでいうインターフェロンとは、従来の注射型のこと。
ビムロンのこともご存知ないようでした。
そうなんです。
ビムロンは体内への薬剤残留のない点で、従来のインターフェロンとは全く性質が異なっているのに、同じインターフェロンと名前がつくだけで、偏見をかっている面が少なくない気がします。
それだけの理由で、取り入れようとしない獣医師が少なくないのは、とても残念だと思います…。
ビムロンのことを、いち早く教えてくださった、ニャン友先輩と、勉強会に二度も出て、きちんとした裏付けのもとラピへの導入をしてくださった先生に、ここで改めて感謝します。ラピ以外にも、先生の患者さんで、ビムロン投与を初めてコロナ抗体価が改善した子が何ニャンかいるとお聞きして、とっても嬉しいです(*´∇`*)。
ちなみに(またかい)、最近のユルPサイクルが始まって、ビムロン投与の頻度を上げました(もちろん東京の主治医と相談の上)。ラピの免疫力の底上げが、絶対いい方向に向くと信じていますvv
※注:ただし、ビムロンは、あくまでも免疫力をあげるお薬であって、コロナの特効薬というわけではありません。